体外受精の流れ(黄体ホルモン補充・妊娠判定)

胚移植が終わったら、しっかりと着床してくるように黄体ホルモンの
補充をし、妊娠判定となります。

妊娠判定定までは気が張っている状態かもしれませんが、なるべく
リラックスした状態で待ちましょう。

 

黄体ホルモン補充・妊娠判定の流れ

check-c12 黄体ホルモン補充(採卵翌日~妊娠8週まで)

高温期になると黄体ホルモンが分泌されるのですが、この黄体ホルモンは
子宮内膜を厚くさせ、着床しやすい状態にしてくれるとても大切なホルモンです。

しかしロング法ショート法などで卵巣を刺激して採卵を行った周期は、
採卵前にGnRHアナログ製剤(点鼻薬)やGnRHアンタゴニスト製剤(注射薬)を
使って自然に排卵が起きないように抑制したりしていますので、その影響で
採卵後は黄体機能が低下してしまうことがあるんです。

黄体機能が低下してしまうと、着床しやすい子宮内膜が作られなくなりますから
胚移植を行っても着床しずらくなってしまいます。

そこで着床をスムーズに行い、妊娠を維持できるように、高温期に入ったら
黄体ホルモン剤を使用して黄体ホルモン補充を行う必要があります。

黄体ホルモン剤は内服薬、注射薬、腟坐薬などがあり患者さんの
卵巣状態によって使い分けていきます。

また、高温期にhCG注射を打ち、黄体機能を高めるという方法もあります。
hCGを排卵期に注射すると36時間~48時間以内に排卵するという効果もあるため、
成熟した卵胞を確実に排卵させるための目的で使用するものです。

しかし、高温期にhCG注射を打つことで黄体ホルモンの分泌不足を補い、
妊娠に適した子宮内膜の状態を長く維持させるという役割も
果たしてくれるんです。

薬や注射の種類や頻度は、卵巣の状態に合わせて医師により選択されます。

 

check-c12 妊娠判定(採卵から2週間後)

採卵から2週間後に尿、または血液を採取し妊娠判定を行っていきます。

個人差はありますが、妊娠判定は受精後10日、着床後3日で陽性反応が
出始める人もいますので、妊娠判定日より前に自分でフライング検査を
行う人もいますがその頃のフライング検査だと、まだ検査薬に陽性が
確認できない人もいます。

胚盤胞移植をした人なら移植後5日後位にフライング検査をしてみると、
陽性なら反応が出る場合が多いようです。

胚が着床すると、絨毛(じゅうもう)と呼ばれる組織からhCG(ヒト絨毛性ゴナドトロピン)
というホルモンが分泌されます。

病院での妊娠判定は、採血でhCGの値を見て判定を行います。

体の中の黄体ホルモンは、通常でしたら2週間ほどでなくなり、子宮内膜が
剥がれ落ち月経が起こるという仕組みとなります。

しかし、胚が着床し妊娠が成立した時に分泌されるhCGホルモンは、
LH(黄体化ホルモン)と構造が似ていて黄体を刺激してくれ、子宮内膜を
フカフカの状態に維持してくれるので月経が起こらず妊娠が継続されます。

そして、その1週間後には超音波で胎嚢を確認することができます。

 

star90妊娠週別のhCG値の目安star90

2週 0.2mIU/ml
3週 20~50mIU/ml
4週 50~200mIU/ml
5週 200~1000mIU/ml
6週 1000~6400mIU/ml
7週 4000~12800mIU/ml
8週 4000~256000mIU/ml
9~10週 8000~256000mIU/ml
11~12週 8000~64000mIU/ml

 

 

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