顕微授精(ICSI)とは?

顕微授精

顕微授精は体外受精の一種となります。

体外受精は精子と卵子を体外で受精させるのですが、その受精方法には通常の媒精(卵子に精子を振りかける方法)と顕微授精があります。

体外受精の場合、女性の卵子を一度外に出し、培養液の中で自然に精子と受精するのを待ってから受精後に胚培養、移植という流れで進んでいきます。

体外受精はタイミング法人工授精に比べ妊娠率も高く、何らかの原因があって今まで妊娠できなかった人や35歳以上の高齢でも多くの人が妊娠できています。

しかし、そんな体外受精でも妊娠できない人もいます。

例えば、男性の無精子症や乏精子症、その他原因不明の受精障害がある夫婦は体外受精でもなかなか妊娠しにくいものです。

そこで、体外受精の次の治療法として選択されるのが顕微授精(ICSI)です。

体外受精と顕微授精の大きな違いは受精のプロセスとなります。

体外受精では体外に取り出した卵子と精子を培養液の中で自然の力で受精させていくのですが、顕微授精はピペットと呼ばれる髪の毛のようにとても細い注射針で刺して1個の精子を卵子の中に注入するという方法です。

顕微授精

体外受精は卵子と精子を自然に受精させるため、1個の卵子に10万個以上の精子が必要となります。

しかし顕微授精の場合は、受精可能な健全な精子が1個でもあれば受精させることができるんです。

このため今まで体外受精を行っても受精卵が出来なかった人にとって適した治療法となります。

 

 

顕微授精(ICSI)はどんな人に向いてる?

顕微授精 向いている人

<顕微授精が向いている人>
  • 乏精子症・精子無力症・精子奇形症などにより体外受精(C-IVF)が難しい人
  • 精液の中に精子がない無精子症で精巣から直接精子を採取する手術が必要な人
  • 体外受精(C-IVF)で妊娠しなかった人
  • 抗精子抗体が強い陽性の人
  • 卵子の透明帯に異常がある人
 

顕微授精は1992年に登場したものなのですが、当初は男性不妊の突破口とも言われていました。

今まで精子の数が極端に少なくて体外受精でも妊娠に至らなかった人でも顕微授精により多くの人が妊娠できるようになりました。

最近では男性不妊だけではなく、女性の原因不明不妊などにも適応範囲が広がっていて、多く使われる治療法となっています。

例えば、卵子の外側を包んでいる透明帯というゼリー状の膜が厚くて硬いために精子が卵子の中へ入っていけずに妊娠にまで至らないという人にも有効です。

抗精子抗体も受精障害の一種なのですが、どちらかに抗精子抗体がある場合は自身の力で受精することが難しくなりますので顕微授精が適応されます。

抗精子抗体とはアレルギー反応のようなもので、女性の体が男性の精子をウイルスや病原菌と同じように異物とみなしてしまい、抗体で攻撃してしまうことを言い、攻撃されると精子は動かなくなってしまいます。

抗精子抗体は男性にも女性にも起こる可能性があり、男性の場合は自分の体の中で抗精子抗体を作り、自滅することもあります。

このようなケースは卵子と精子が自身の力で受精することができないので顕微授精により人工的に受精させてあげることが必要となります。

今では、体外受精と同じように顕微授精も日常的に行われる治療となっていて、現在日本全国で出産している体外受精児の35%はこの顕微授精による妊娠と言われています。

通常の妊娠の場合は数億の精子の間で激しい競争をし、その競争に勝ち抜いた1個の優秀な精子が卵子と受精します。

顕微授精はこのようなプロセスはなく、人間によって選ばれた1個の精子を卵子に注入していく方法となるので、自然の摂理による厳しい淘汰が存在しているのも事実です。

しかし、重度の男性不妊で悩んでいた夫婦や体外受精を行っても妊娠できなかった夫婦にとっては、顕微授精は大きな希望となる治療法であることには間違いありません。

 

 

非閉塞性無精子症の人にとって革命的な治療法

顕微授精 非閉塞性無精子症

体外受精がそれまで妊娠不可能だと言われていた卵管因子の妊娠を可能にしたのと同じように顕微授精は妊娠不可能と言われていた男性因子による不妊にも希望を持てるようになりました。

男性不妊の1つである非閉塞性無精子症はこれまで妊娠することは不可能であると言われていましたが、顕微授精の誕生により妊娠することも夢ではなくなったんです。

無精子症には全く精子が造られない非閉塞性無精子症と、精子が造られるもののその精子が体の外へ出ていけない閉塞性無精子症の2種類があります。

閉塞性無精子症は精子が体の中で造られているため、精子の通り道を治療すれば妊娠することが可能です。

問題は非閉塞性無精子症の場合です。

精子が造られないため、顕微授精が誕生するまでは治療方法がなく諦めるしかありませんでした。

精子が造られないと言っても精巣内ではわずかに造られている場合もあります。

その場合は手術を行って精巣からわずかな精子を取り出し顕微授精にかけることで妊娠することが可能となったんです。

 

 

顕微授精を受ける前に

顕微授精

数年前に比べて体外受精や顕微授精の技術は進歩し、最近では多くの不妊に悩んでいる夫婦が体外受精や顕微授精で妊娠しています。

これらの認知度も高まっているので、以前よりも体外受精や顕微授精で治療するというハードルも低くなってきていますよね。

どの方法でも赤ちゃんを授かるということに違いはありません。

しかし、夫婦にとって本当に必要な治療法かどうか、またどう進めていくべきなのかを考えることも必要です。

顕微授精は不妊治療の中でも最も妊娠率が高いと言われていますが、それだけ費用も高額だということも忘れてはいけませんし、身体的・精神的負担も大きくなります。

ただ妊娠率が高いからという理由で顕微授精を選択するのではなく、その人に合った方法で治療を行うことが大切です。

そのためには、その人の体や卵巣状態、年齢や検査結果などをしっかりとみてくれてどの治療法なら妊娠できる可能性があるかをちゃんと説明してくれる病院や医師をみつける必要があります。

その結果、顕微授精が現在の状態でベストな治療法だと考えるのであれば、これからどのような流れで治療が進められていくのか、リスクや副作用はあるのかなども知識として知っておきましょう。

<参考記事>

顕微授精(ICSI)の流れ
顕微授精(ICSI)のリスクと問題点

 

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