黄体機能の低下は妊娠率を下げる原因となります。

黄体機能不全の人や検査によって黄体が不足しているとわかった人は黄体ホルモン補充をすることによって妊娠しやすい体を作っていくことができます。

なぜ黄体が不足していると妊娠しずらいのか、また黄体ホルモンを補充する理由について詳しくご紹介していきますね。

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黄体とは?

排卵後の黄体ホルモン補充

黄体とは卵巣で卵胞が排卵したあとに変化して作られる器官のことで、主にプロゲステロン(黄体ホルモン)を分泌します。

この黄体ホルモンが排卵後に分泌されることによって女性の体の体温は0.3℃以上上がります。

これが排卵すると基礎体温が高温期に移行する理由なんです。

黄体ホルモンの分泌は通常2週間前後続きますので、高温期が短い人や低温期と高温期の温度差が少ない人は黄体が十分に機能していない可能性があります。

このような人は黄体機能不全の場合が多く、ホルモン補充を行うように医師から指示されることが多いです。

ただ一概に「高温期が短い」や「高温相の高さが低い」というだけで黄体機能不全というわけでもありません。

基礎体温でみるよりも、排卵日から次の月経までの日数が10日以下のときは黄体機能不全と考えた方がいいようです。

黄体ホルモンを補充する大切な理由とは

排卵後の黄体ホルモン補充

黄体ホルモンとは排卵された後にできた卵巣内の黄体(排卵後のぬけがらである卵胞が変化したもの)から分泌するホルモンのことです。

黄体ホルモンの分泌は妊娠するためには欠かせないものとなります。

なぜなら、この黄体ホルモンの分泌によって子宮内膜を厚くてフカフカの状態にしてくれるからなんです。

卵は排卵、受精して分割を繰り返しながら形を変えていきますが最後に辿り着くのが子宮の中にある子宮内膜です。

卵はいろいろな過程を経て排卵から5日~7日後に子宮内膜に絨毛の根を張り着床(妊娠)します。

しかし子宮内膜が厚くフカフカの状態に準備されていないと、卵は着床できなくなってしまうんですね。

また、もし着床できたとしても黄体ホルモンの分泌が上手く行われないと子宮内膜がはがれ落ちてしまい、せっかく着床してもその環境を維持することができなくなってしまいます。

排卵、受精、分割まで順調にきていたのに、子宮内膜がフカフカの状態に準備されていないがために、最後の着床が出来ないというのは、「あと1歩だったのに・・・」と悔しいですよね。

卵が無事に着床し、妊娠を継続させるためには黄体ホルモンによってフカフカに用意された子宮内膜が不可欠なんですね。

そのために黄体ホルモンの分泌が十分でない場合は補充をして子宮内膜を着床しやすい状態に整えておく必要があるわけです。

排卵後の黄体補充で使用する薬

排卵後の黄体ホルモン補充

黄体機能不全の場合は、排卵後に黄体を補充する必要があるのですが、その時の流れをご紹介していきます。

黄体ホルモン補充は排卵後3日目位から行っていきます。

補充方法としては飲み薬を飲む、または注射をするというものがあります。

黄体ホルモン補充の飲み薬で使われるのが黄体ホルモン製剤と言って「ルトラール」や「ドュファストン」で排卵後10日~12日間服用していきます。

このような飲み薬を飲むことによって、黄体を補充して子宮内膜を着床しやすい状態に整えます。

黄体補充で使われるhCG注射

注射で使われるのが「hCG製剤」で、これも黄体化ホルモン剤です。

hCG製剤は排卵期に注射すると36時間~48時間以内に排卵するという効果もあるため、成熟した卵胞を確実に排卵させるための目的で使用したりもします。

hCGはそのような効果以外でも黄体ホルモンの分泌不足を補い、妊娠に適した子宮内膜の状態を長く維持させることもできるため、排卵後数回にわたり注射していきます。

クロミフェンなどの排卵誘発剤を使用することも

黄体機能不全を改善させる方法は黄体ホルモン製剤やhCG以外にもクロミフェンなどの排卵誘発剤を使い、卵子の質を高める治療法もあります。

クロミフェンなどを使用する場合は排卵後ではなく、排卵前の月経開始5日目から5日間服用していきます。

このようなことから妊娠、そして妊娠を維持させるために黄体ホルモンの存在は欠かせないことがわかりますよね。

黄体機能不全の方は、黄体ホルモン補充をして妊娠しやすい準備を整えていきましょう。

黄体補充後の流れ

黄体ホルモン補充ではだいたい飲み薬、注射の2種類を使って治療を行っていくことになりますが、2つを併用していくことが多いようです。

また、黄体機能検査をする場合は高温期になって5日目~7日目くらいに血液検査で行なわれ、プロゲステロンの値が正常かどうかを確認していきます。

それと同時に超音波検査で子宮内膜の厚さとその性状を観察していきます。

以前は、黄体期の子宮内膜の組織を顕微鏡で調べて診断したようですが、その精度に問題があり、最近ではこの検査は行われていないようです。

 

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